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月には1匹のうさぎさんが住んでいました。
月に住んでいるうさぎさんはうさこさんと言います。
毎日、月の表面に出来た深い穴の中から見える星の数を数えるのがシュミでした。
深い穴の中はふかふかの枯れ葉で埋め尽くされていて、あたたかくてきもちのよい場所です。
今日もふかふかの枯れ葉のふとんの中から遠くにまたたく
星の数を数えていました。
うさこさんはなんてたくさん星があるんだろう・・・
これじゃぁいっくら数えても数えきれないだゎさと一人語ちました。
ある日、ひときわ緑色に輝く星に気づきました。
あの星はなんて星なんだろう。
緑色が印象的でとても綺麗な星だとうさこさんは思いました。
緑色の星は日に日に大きくなって見えるようになりました。
そして、とうとう月の目の前にその緑色の星はやってきました。
緑色の星はうさこさんに言いました。
もうすぐ、僕はバクハツして星の寿命が終わります。
僕の上に住んでいる一匹のうさぎさんはまだ寿命がありますから、
どうぞ月で生活しているあなたと一緒に住まわせてあげて下さい。
うさこさんは一人は寂しかったので、ええいいですよと言いました。
そしてそれを聞いた緑色の星はゆっくりとまた遠くに去っていきました。
緑色の星に住んでいたうさぎさんはぶちうさぎさんでした。
黒のぶちが3つありました。
こんにちは。はじめまして、よろしく。うさこさんは言いました。
はじめまして、よろしく。ぶちおと言います。と黒ぶちのうさぎさんは言いました。
そして二人は一緒に暮らし始めました。
それからなんやかんやあっても秋にする15夜の夜のもちつきの行事は二人でするようになりました。 |
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